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新宿 焼身自殺報道にみる情報拡散のあり方 [報道]

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6月29日午後、新宿駅南口の人通りの多い場所で50-60代の男性が焼身自殺を図った。
重傷だが一命を取り留めたそうだ、よかった。

この人物は、集団的自衛権批判などの主張をしていたそうだ。

自ら死を選んで政治主張をするのはなぜか?
そのイデオロギーは…
その行動原理は…

しかし、日曜日真昼間の新宿のど真ん中でガソリンをかぶってのこの行動は、常識を逸脱しており一歩間違えれば他の場所や人に延焼して大惨事になる可能性もあった。
そう考えると、この人物の心の病の問題である可能性が非常に高い。

海外ニュースでは大きく取り上げているが、日本メディアの扱いは小さい。
NHKは報道すらしていない。

かたやネットでは、情報があふれている。
ツイッターやフェイスブックなどのSNSに、現場で撮影した動画、画像が流れていた。
人が燃えている写真が多数あった。

中には面白がってそれを加工したり、豚の丸焼けの画像を添えたりして、笑いのネタとして伝える人もいた。
人の命をネタにして、自分のツイッターやフェイスブックの閲覧数を増やしたいのだろうか。
常識がないことをさらけだすにも程がある。



方法は間違っていても、自分の命をかけて主張する人物を物笑いにするのはどうゆう神経の持ち主なのだろう。
めったに見られないものを見て舞い上がって撮影したのだと思うが、死に対しては敬意を払うべきだ。

一昔前までは、こういう暗い情報を扱うのは、メディアの仕事だった。
死にまつわる情報は専門のメディアにまかせておいた方がいい。
なぜならば、こうした情報を扱うことで自分と他人の心を汚してしまう可能性があるからだ。

インターネットとモバイル情報端末で「誰でもメディア」になったのはとても良い事である。
報道に関して、垣根がなくなってしまった。
しかし普通の社会生活を送る私たちが、センセーショナリズムを真似したり、非日常を追求したりする必要はないのではないか。

また情報は、関係する人々の思いが付いた重いものだ。
人の自殺などは、その人の心の持つ暗闇、それを生み出した社会の問題と向き合うことになる。

「暗闇をのぞくものは、その暗闇からのぞかれていることを知るべきだ」(ニーチェ)。
タグ:新宿 焼身
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